みつばちの不思議 | 尾道のはちみつ



ミツバチて?

ミツバチてどんな昆虫?

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・種類:
世界中には大きく分けて主に9種類のミツバチがいます。
とくに西洋ミツバチは全世界の養蜂に飼われており24種が知られています。
日本には、3属12種が生息するといわれていますが、大きく分けて、日本には、昔から日本に住んでいる日本ミツバチと、海外から輸入された西洋ミツバチの2種類がいます。
日本ミツバチは、温順で、病気にも強いのですが、分蜂や逃去を起こしやすい等の点から生産性には、向いておらず、一般的な養蜂には、西洋ミツバチが用いられています。
しかし、趣味等の養蜂では、日本ミツバチを飼う人もいます。

・生息地:
年々、減少の一途をたどっていますが、田舎から都会まで、見かけることができます。

・寿命:
西洋ミツバチの成虫平均寿命は、女王蜂1-3年、働き蜂は、活動期15~38日、中間期30~60日、越冬期140日、雄蜂21~32日と、とても短い生涯なのです。
自分の終期が近づくと、家族に迷惑を掛けない様に、自ら巣箱を去り、1人淋しく生命を終えます。

・性質:
性質は、温順まじめで、巣箱に近づかない限り、刺されることは、ありません。
しかし、巣箱が攻撃されるとなると、自らの命を掛けて反撃します。

・家族構成:
ミツバチは、1匹の女王蜂と、それをとり巻く約3万匹の働き蜂で仕事を分担して、集団生活をしています。

・特技:
1. 蜜の採取
ミツバチは、自然界からの素晴らしい産物、はちみつ、蜜蝋、プロポリス、ローヤルゼリー、花粉等の採取を仕事としています。
これは、本来、ミツバチ達自身の家族を養う為ですが、人間は、その恩恵にあずかり、健康を維持している人達も沢山います。
そして、ミツバチは、受粉作業という、とても重要な役割をしてくれているのです。
野菜、果物、植物は、ミツバチが花粉を運ばなくなれば、花や野菜、果物は実をつける事が出来なくなるのです。

2. 幾何学
ミツバチの巣は全て、ハニカム構造という形で作られています。
ハニカム構造(はにかむこうぞう、Honeycomb)とは、正六角形または正六角柱をスキマなく並べた構造です。
ハニカムとは英語で「蜂の巣」という意味であり、多くの蜂の巣がこのような形をしていることから名付けられたそうです。
この、強度を損なわずに必要な材料を減らし軽量化のできる優れた構造は、航空機、建築材料、音響機器、スポーツ用品等、に多く取り入られています。
ミツバチ達は、本能とはいえ、この素晴らしい知識を備えているのです。

3. ダンス
ミツバチは蜜源を見つけると巣箱に戻り、ダンスをして、仲間に蜜源の方向と距離を伝えます。
蜜源が近い場合には、体を振りながら左右に交互に円形を描く「円形ダンス」をおこなう。
蜜源が遠い場合(50m~)は「尻を振りながら直進 - 右回りして元の位置へ - 尻を振りながら直進 - 左回りして元の位置へ」という、いわゆる「8の字ダンス(尻振りダンス)」を繰り返します。
このとき尻を振りながら直進する角度が太陽と蜜源のなす角度を示していて、真上が太陽を示します。
つまり、右手水平方向に向かって尻を振るような8の字を描いた場合、「太陽を左90°に見ながら飛べ」という合図になります。
また、ダンスの時の尻を振る速度が蜜源までの距離を表します。
尻振りの速度が大きいときは蜜源までの距離が近く、速度が低いときには距離が遠いのです。
花粉や水の採集、分蜂時の新たな巣の場所決定に際しても、同様のダンスによるコミュニケーションが行われます。



ミツバチの体

ずんぐり体型に小さな羽根

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ミツバチは、体の割りに羽がすごく小さいんです。
この小さい羽で、毎秒200回という信じられない早さで、羽を動かして飛んでいます。
ミツバチの飛行速度は、約25kmで、お腹が空の時には、秒速7.5mで飛べるのです。
実際にミツバチが、蜜や花粉を集めて飛行するのは、平均、半径2km程ですが、場合によっては、6km以上とも言われています。

















ミツバチの重要な役割

それは受粉作業

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これがとても重要な作業なんです。
野菜、果物、植物は、おしべに付いた花粉をミツバチが集めて花から花へ飛ぶことで、その花粉が、めしべに付いて実をつけるのです。
もし、地球上から、ミツバチがいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がなくなり、人間は、4年以上は生きられないとも言われています。
私達の知らない所で、ミツバチ達が重要な作業をしてくれているのです。
















人間とミツバチの関係

養蜂家は敵?それとも味方?

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主に、日本で飼われている西洋ミツバチは、自然界の外敵から身を守ることが出来ないのです。
又、病気、天候、特に寒さに弱く、自力で巣を作って越冬するのが、困難な昆虫です。
西洋ミツバチは、飼育管理してくれる人間がいないと生きられないので、共存共栄の為、ミツバチは、養蜂家にはちみつを提供し、代わりに管理を委ね、養蜂家は、外敵や病気からミツバチを守っています。
しかし、ミツバチ達は、そうは思っていないだろうけど... 飼い主の勝手な解釈です。















ミツバチの一生

仕事

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1 巣の掃除係り (1日~3日)

  生まれて間もない若いミツバチ達は、足や羽を使って、お腹を擦って汚れを落とします。
  幼虫が出た後の部屋に散乱している皮や巣房の蓋等の掃除をします。





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2 女王蜂の餌及び子育て係り (3日~15日)

  頭の頭部からローヤルゼリーを出して、女王蜂に
  与えます。
  卵の点検や幼虫の世話もします。






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3 巣の温度調節係り (3日~10日)

  幼虫やサナギのいる部屋を常に35度に保つために、
  巣の出入り口で羽を羽ばたかせています。







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4 巣作り係り(10日~20日)

  蜜蝋を分泌して、その蝋を使ってきれいな六角形の巣
  作りをします。
  サナギになる直前の幼虫の巣房に蓋をしたりもします。






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5 はちみつの素を作る係り(12日~18日)

  ミツバチが取ってきた花蜜を受取って飲み込み、
  体内で特殊な酵素を混ぜ合わせて吐き出し貯める
  →これがはちみつに!
  外から戻ってきた働き蜂から集めてきたはちみつや
  花粉を受取って巣房に貯えます。




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6 巣を守る門番(20日以降)

  天敵のスズメバチが入ってこないように、
  入口で見張り巣を守る。
  外敵や他の巣から来た蜂などから巣を守ります。






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7 外勤務(20日~)

  実際に花蜜を集めてくるのは、実は様々な役割を経て
  一番年取ったメスのミツバチが担当。
  蜜や花粉を集めに外を飛び回り巣と蜜源を
  何往復もします。





ミツバチの社会

規則正しい集団生活

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ミツバチはとても働き者の上に巣箱の中のルールをしっかり守って規律正しい集団生活を送っています。
一匹のミツバチは一生にわずかティースプーン1杯のはちみつしか集められないけど、合理的に役割分担しながら、何万匹もが強力な燃える“蜂魂”で団結・強力することでたくさんのはちみつをつくることが出来るんです。
蜜を持ち帰った働きバチは、貯蔵係のハチに蜜を渡すが、そのとき貯蔵係は糖度の高い蜜を  優先して受け取り、糖度の低い蜜を持ったハチは待たされる。このことによって、よりよい蜜源へ働きバチを集中的に動員するそうです。
ミツバチ達はとてもよく考えて活動していています。
1人の力はとても小さいけれど、皆で強力しあえば大きな力が生まれて素晴らしいことが出来るってことを、ミツバチ達は教えてくれています。

















ミツバチからの贈り物

自然の恵み

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・はちみつ
・ローヤルゼリー
・プロポリス
・花粉
・蜜ろう
・蜂の子
・はち毒
・花粉媒介

ミツバチは、はちみつだけでなく、ローヤルゼリー、プロポリス、花粉といった健康食品の重要な産物を提供してくれます。

はちみつ
花から得られる糖分と水分を、ミツバチの体内で転化酵素が濃縮された物質です。
有史以前から甘味料として利用され現在では製菓原料、化粧品原料、等にも利用されている優れた栄養自然食品です。
現在、日本で販売されている9割が輸入はちみつと言われています。

ローヤルゼリー
働き蜂が体内で合成し咽頭腺から分泌する物質で、女王蜂の主食です。
ローヤルゼリーを与えられたメスの幼虫だけが女王蜂として成長します。
ローヤルゼリーを与えられるか与えられないかで、働き蜂になるか、女王蜂になるか、又、生命力も大きく違ってきます。
不思議なことに、どのメスの幼虫も女王蜂になる可塑性を持っています。

プロポリス
植物が芽等を保護目的で分泌した滲出物をミツバチが集めた物質です。
ミツバチが巣箱の空間を内張りしたり隙間を埋めるのに使られています。
抗菌性や抗酸化性などが注目され、健康食品として利用されていますが、販売されているプロポリスは、主にブラジルや、オーストラリアのユーカリの木から採取されたものです。

花粉
働き蜂は花粉を幼虫の餌やローヤルゼリーの原料とするため、体や足に付けて集めてきます。
その花粉を乾燥したものが、健康食品として利用されています。

蜜蝋
ミツバチが体内で合成し分泌する物質です。
ワックス成分で構成され、ミツバチの巣作りの主要な材料となっています。
中世ヨーロッパではろうそくの主原料に使われていました。
蜜蝋自体は食品として利用されることは少なく、別用途として、ワックス、油絵具などのメディウム(薄め液)、石鹸、クリーム、口紅、ローソク等の原料として利用されています。

はち毒
はち毒は、蜂の針を使った蜂針療法という針灸に似た治療に利用されています。


はちみつの消費期限
日本では、食品衛生表示法という基準があるので、消味期限を明記して有りますが、
本物の純粋はちみつは、殺菌能力が高く、保存性にとても優れているので、半永久的に腐ることがないのをご存知ですか?
古代エジプトのピラミッドで発見されたはちみつが、何千年も経っているのに腐敗もなく食べられる状態だったという記録もあるくらいです。

恐るべし!ローヤルゼリーのパワー
“ローヤルゼリー”と言えば人間にとっても素晴らしい健康食品として有名です。
女王蜂の食料は実はローヤルゼリーだけなのです。
ローヤルゼリーには、ビタミン、アミノ酸、ミネラルなどが沢山含まれていて、働き蜂達のえさ(はちみつ)とは比べ物にならないくらい栄養満点です。
その証拠に、働き蜂の平均寿命200日間(花盛りの季節に働きすぎたみつばちはさらに短く、約35日間で一生を終えてしまう。)に対して、女王蜂は、1日に数千個の産卵をし、寿命はなんと3年から4年です。
人間の世界では、1954年、危篤状態になった当時のローマ法王に医者が、ローヤルゼリーを飲ませたら、みるみる元気になったいうのが、きっかけで、現在に知られる様になったそうです。
私自身も、25年前から、毎日、朝晩飲んでいますが、絶対に欠かせない必需品です。
ローヤルゼリーには、生命の源となる素晴らしい栄養素を備えています。




ミツバチに刺されたら?

痛い!

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すぐに皮膚に残った針をとって、毒を吸い出し、水でよく洗います。
ミツバチの針には、毒嚢という袋が付いています。
針を取り除く際は、針についている透明な毒嚢という袋を押しつぶさないようにします。
毒を吸い出すのには、アウトドアショップで売っているポイズンリムーバーという器具が便利です。刺されたのが巣の近くなら、直に、静かにその場を離れることも第2、第3の刺針を防ぐ上で重要です。
1度刺されると、刺された人に攻撃フェロモンが漂う為、他のミツバチ達が攻撃態勢に入ります。
一般に言われるようにアンモニア水は効果がありません。
毒を抜いても腫れた場合、抗ヒスタミン軟膏などを塗ることで多少改善することがありますが、
体質によっては、ごく稀にショック症状が出る場合もありますので、急いで病院に行きましょう。
ミツバチが花を訪れている時に突然人を刺すことはありませんが、巣に近づいたりすると刺されることがあります。
巣に近づくときはミツバチを興奮させないように以下のことに注意します。
1 巣箱の前に立たない。
2 ミツバチが体に止まっても、飛び去るまで、何もしない。
3 ミツバチは、急が苦手です。 全ての動作をゆっくりとする。
整髪料やシャンプーのなかには、ミツバチが好む匂いがふくまれていることが有り、頭に向かってくるときがあります。
5 巣箱に近づく時は出来るだけ帽子やタオルを被りましょう。また、黒い服はミツバチを刺激しますので、できるだけ白い服を着ましょう。